酒を飲んでも忘れられない
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
私はお酒を飲まないのですが、
お酒の席で必ずと言っていいほど出てくる話題が
不平や不満ではないでしょうか。
仕事の愚痴、会社や上司に対しての愚痴、
後輩への不満などを、お酒を飲みながら
話したことがあるはずです。
共感できる間柄の人同士が飲めば、
話も盛り上がるでしょうし、
一種のカタルシスもあります。
思っていることを吐き出すことや
自分の気持ちに同意が得られることは、
とても気持ちがいいものです。
確かにその時はごきげんなのかもしれません。
しかしこれはフローではありません。
他人や出来事、環境にとらわれています。
むしろ、過去の出来事や他人のことを
考えれば考えるほどより強固なとらわれを生み
ますますそのとらわれ感から
解放されにくくなってしまいます。
“酒を飲んで忘れる” なんてことは起こりません。
飲んでいる時の記憶はなくすかもしれませんが、
過去の記憶をなくすわけではないのです。
このような話をすると、
必ず「お酒を飲むのは悪いことなんですか」
という意見をいただきます。
ですが私は悪いとは一言も言っていません。
お酒を飲んで気分を変える方法は
私の言っているフローやごきげんとは
違うものだということです。
違う＝良い悪いでもありません。
ただ違うだけなのです。
ですので、お酒を飲んで気分を変えるのも OK です。
OK ですが、それで生まれるごきげんな状態が
決してとらわれからの解放を
生み出してくれるものではないことも事実です。
同じように、愚痴を言い合えば
ある意味開放感を感じます。
思っていることを吐き出せば、
気持ちが軽くなる感じがするでしょう。
思っていることを心の奥に押し込み
1 人で抱え込むのもストレスになるので、
言いたいことを言うのも
ストレス解消法の 1 つとして
悪いわけでもありません。
ですが、意味付けはより強固になり、
とらわれからの根本的な開放感は
得られていないのも事実です。
何をするのも自由ですから、
色々な方法を知っておくことで
その時その時に適切な方法で
自分の心をマネジメントしていけるはずです。
少なくともライフスキル脳を使う方法は、
時間や場所、お金のあるなしや才能の有無に
一切関係なくできる方法ですので、
持っておいて損はないのではないでしょうか？
P.S.
ライフスキル脳を使った
心の整え方はこちら・・・
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