あなたは英語学習でこんな間違いしていませんか?

「共感」が不可能な理由

おはようございます。

9k=スポーツドクターの辻秀一です。
 
共感することの大切さを
聞いたことのある人は多いでしょう。
 
人の悩みを解決したり
ストレスを和らげてあげるために
共感することが大切であると。
 
特にコーチやカウンセラーの方なら
共感することをテクニックやスキルの 1 つとして
使っていることもあるかもしれません。
 
 
 
しかし、そもそも人間同士
共感することなどできません。
 
共感とは「共に感じる」と書きます。
 
相手の感じていることを
自分も同じように感じることが
本当にできるかといえば、
それは難しいのです。
 
不可能に近いと思います。
 
 
 
私たちの認知脳は外界に意味付けをし、
自分の気持ちや体験に意味をつけ
それらを表現しています。
 
意味付けとはすなわち
言葉と言い換えてもいいでしょう。
 
言葉を通して私たちは
自分の感じたことや考えたこと、
経験を語っているはずです。
 
しかし、世の中にある言葉は、
数が限られています。
 
意味付けには限度があります。
 
「悲しい」という言葉を使っていても、
昨日の悲しみと今日の悲しみでは
感じ方に違いがあるかもしれません。
 
しかし、私たちはそれを表現するときに
必ず意味付けをしなければなりませんので、
仮に違う感じの悲しみだとしても、
意味付けに使う言葉、語彙の数が
表現の限界となり、感じた通りに
言葉にできていないのです。
 
 
 
これは受け手側も同じです。
 
相手が感じた「悲しい」に対して、
その悲しみがどんなものかは
自分がイメージできる範囲でしか
理解することができません。
 
すなわち、相手の言った「悲しい」ではなく、
自分が意味付けしている「悲しい」感じしか
理解することはできないのです。
 
分かりますでしょうか?
 
共感することがもてはやされていますが、
実際共感などできないのですから、
それに頼っているうちは
自分も相手も心にフローな風は吹きません。
 
「私の気持ちになんてわからないくせに」
と反発されてしまうリスクもあります。
 
「共感できます」などと安易に口にするのは、
相手に対して配慮を欠いていることにも
なりかねないのです。
 
 
 
P.S.
共感などできなくても、自分も相手も
ごきげんになる方法があります
 
 
 

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