プラス思考はストレス増！？
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
プラス思考な人は、
何事も前向きにプラスに
捉えようとしているます。
例えば、コップに水が半分くらい
入っているとしましょう。
そのコップに水が
半分「しか」入っていないと考えるのか？
それとも、まだ
半分「も」入っていると考えるのか？
プラス思考の人は後者です。
コップの水はまだ十分にあると捉えます。
それによって、不安感や絶望感を
感じずにいようというのが
プラス思考のやり方でしょう。
人間はどちらかといえば、
物事を悪い方に考える癖があります。
リスクを想定しておいた方が、
生き残りやすいからだと思われます。
にもかかわらず、何ごともプラスに
捉えられる人はとても素晴らしい能力を
持っているのでしょう。
前向きに捉えることで、
ネガティブでいるよりも
気分が良くなるはずですから、
気分がよいということは
フローな感じでパフォーマンスも
高いはずです。
いつまでもネガティブな考えを
引きずることなく、いつも通りの
パフォーマンスを発揮できるのでしょう。
ただし、それが
「ありのままの自分」である場合に限ります。
いくらプラスな捉え方をして
プラスな解釈を言っていても、
顔は決して笑っていない、
そんな人はいないでしょうか。
むしろ、普段より
苦しい感じのしている人です。
もし本当に楽観的で
ポジティブな人であるなら、
特別プラス思考で
プラスに解釈しようなどとは思いません。
それが自然とできてしまうのが、
真にポジティブな人です。
にもかかわらず、本当は辛く苦しく
ショックや絶望感があるにもかかわらず、
それを無理やりポジティブに捉え直すのは
非常にエネルギーがいります。
自分の感情や気持ちに嘘をついて、
真逆のことを考えようとしているからです。
もし、何かに対して「最悪」と感じたのであれば、
それをわざわざ「最高なことなんだ」と
解釈を変えようとする必要があるでしょうか。
その無理な思考パターンが、
自分を苦しめていないでしょうか。
よほどトレーニングしているか、
元から全てのものごとを
楽観的に捉えるような性格でなければ、
プラス思考には限界があります。
むしろストレスを増やす結果になってしまうのです。
もし「最悪」と感じたのであれば、
それでいいのです。
ただし、それは何か外側にある事象が
最悪なのではなく、あくまでも自分が
「最悪」と意味をつけたものが
そこにあるだけにすぎません。
解釈を変えようとするのか、
それともただ気づくだけなのか、
たいした違いがないように思うかもしれませんが、
実はこの差が私たちの心に与える影響は非常に大きい。
プラス思考が合う人もいるとは思いますが、
もしあなたが違和感を感じているなら、
自分を偽るのはやめていただきたいと願うばかりです。
P.S.
プラス思考よりもこちらの思考法だと、
嘘がなくて楽に自分らしくいられます。
今なら無料です。
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