人をどう判断してる？
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
初対面の人と話すときは緊張しますか？
それとも初対面の人とも
平気で話せるタイプでしょうか。
私たちが初対面の人と話す時は、
知人や友人と話すときとは異なった思考をしています。
例えば、
この人はどんな人だろうか？
気の強そうな性格をしているな。
自信がありそうだ。
自分のことをどう思っているだろうか？
内向的なタイプのようだ。
どんな話題を振ろうか。
など、様々なことが考えているはずです。
私たちは、過去に出会った人や
今の人間関係を基準にして、
新しく出会った人の性格や行動パターン、
表情を読み取り、ある程度の人物像を想像します。
このタイプは危険な人、
このタイプの人とは付き合わない方がいい、
このタイプの人には強く意見しない方がいい
などの判断を勝手にしているはずです。
血液型で合う合わないを判断しているのと同じです。
具体的には何が根拠なのかは言えずとも、
なんとなく「〇〇な人だ」と決めつけます。
むしろ、このような判断ができないと、
未熟だと思われてしまうでしょう。
例えば、幼い子どもはお菓子をあげる人に
ついていくというような
警戒心の薄い単純な判断をしてしまいますが、
これは認知の機能が未熟だから怒ることです。
大人になり、認知が発達してくれば
さすがにお菓子だけでは騙されません。
このような認知の発達のおかげで、
命に関わるような危険な状況を
回避することができるわけですが、
一方で人を見た目や印象で判断し
差別したり相手に不当な評価を下す原因にもなります。
相手に対してどのような印象を持とうと、
それは自分が勝手につけた意味です。
初対面だろうが長い付き合いがあろうが、
相手に対して持つ印象は全て
元から意味のついていないものに
意味をつけただけにすぎません。
ライフスキル脳を磨くと
意味づけのとらわれ感が薄れていきますが、
つまり人間関係において
常にその瞬間その瞬間の相手と
接することができるようになるのです。
自分の思い込みや固定観念だけで
相手を判断していると、
相手の可能性を潰してしまいます。
また、私たちは自分の変化を見てほしいと
思っていますので、勝手に決め付けられたり
過去の延長線上で判断されたりすると
良い気分がしません。
ですので、今この瞬間の相手と
コミュニケーションを取れるようになれば、
人間関係もより良好になっていくのです。
P.S.
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