失敗を消す方法
おはようございます。
小川です。
数か月前の事。読者の一人Kさんから
次のようなメールをいただいた。
『質問です。過去の失敗を消す方法
(できれば記憶から)を教えてください。』
なるほど…
誰だって、消したい過去を持っている。
誰だって、過去にたくさんの失敗をしている。
誰だって、今までの人生すべてが順調だったわけじゃない。
しかし…
それを消すことはできない。
もちろん。催眠かをかけて洗脳みたいな事を
すれば消えるのかもしれない。脳の記憶はそんなに
安定したものではないから、消すことは可能なのかもしれない。
しかし…
技術的に消すことができたとしても、
それを消すことはできない。
人間、誰でも失敗はするが、失敗したからと言って
それを“消す”と言うのはどうなだろう?
あまりにも安易すぎるような気がする。
ファミコンじゃないんだから、
リセットボタンで解決しようなんてのは良くない。
失敗や嫌な過去も含めて今の自分ができているわけで
あって、それを受け入れなければ自分を本当の意味で
受け入れることなんてできないだろう。
何故なら同じような失敗を、これから先だって
やってしまう可能性は大だからである。
アーノルドシュワルツネッガーは、昔
ポルノビデオに出てたそうだ。
その過去は消すことができるだろうか?
うん。できいない。
だからと言ってシュワルツネッガーが
その過去に引きずられて人生を送らなければ
ならないと言うことはない。
彼は映画の世界でトップスターになったし、
州知事にもなった。そして州知事になったとしても
これからも消したいような失敗をたくさん
犯してしまうだろう。
しかしそれは受け入れなければならない出来事だ。
僕らは成功だけする事はできない。
オイシイ所だけ持ってくことはできないのだ。
失敗を受け入れて、それを乗り越えていくしか方法はない。
たいていの失敗や恥ずかしい思いは、
来年になったら誰も覚えていない。
ほとんどは気にする必要もない。
嫌な事や失敗してしまったら、
それを避けるのではなく、受け入れよう。
そして、乗り越えて次に行こう。
失敗せずに生きていくなんて事は
不可能なのだから…
-小川忠洋
PS.
失敗を受け入れて、成功へのセルフイメージを身につけるには
自分を変える12週間セルフイメージプログラムを実践するといいだろう。
**今日のフィードバック**
1967年にこのような事が行われていたとは、さすがアメリカです。
自己イメージこそ、成功につながるか、失敗するか。。
成功といったものがメカニズムとして、40年も前にあり、また、
失敗のメカニズムもあった。それも、英単語にあわせた解説は
非常に共感を覚えました。リーのSUCCESS IN AN INSIDE
JOBを実践する後押しとなりました。
回りでなく自分が成功を目指していなかった事が本当にわかりました。。
PS:モルツ博士、かなりお年なのに言葉にパワーがあふれていますね。ありがとうございます
カズさん
コメントや質問待っています。
全部に返事はできませんが必ず目は通します。
ありがとうございます^^
小川さんの誠実な文面、
いつも参考にさせていただいております。
私は心理療法を生業としており、この分野に関して少しは
理解しているつもりですので、僭越ながらコメントさせていただきます。
幼少期や青年期の失敗体験は、行動力に悪影響を及ぼすことが
多いと存じています。
再度失敗することへの恐怖や、『自分には何もできない』という
無力感が条件づいてしまうからです。
これらについては、本人は受け入れたい、
できることなら気にしたくないと思っているはずです。
それが難しいから苦しむのではないでしょうか。
失敗の記憶自体を消すことはできませんが、
失敗の記憶に伴う感情、例えば無力感や後悔の念などは
技術的に和らげることができます。
そしてこれによってセルフイメージの向上は加速するはずです。
無力感が条件づいている人よりは、それがない人の方が
メンタルエクササイズに望む姿勢が積極的になるからです。
失敗からの学びは必ず必要ですが、本人の成長を阻害するほどに
強いトラウマについては、多少和らげて向き合いやすくしてあげるのも
ご本人のためではないかと私は考えます。
不躾に失礼しました。
金澤 慎祐
昨晩、初めてこのサイトを拝見しました。非常に興味深いです。私も自称カウンセラーで何人ものクライアントさんを犠牲をしながら診てきましたが、お金がなくなってダウン。サラリーマン時代も何回も成功しましたが、何回も失敗しました。離婚も2回しています。かつて恩師である田中 信生先生に自己受容は他者受容に比例する、自分の失敗もダメなところも全てうけいれましょうと言われてきましたが。ようやく、腑に落ちてきました。でも、何だか、失敗やらダメな自分を受け入れるのは怖いですね。失敗やら、ダメな自分に執着しているからなんでしょうが。これは勇気を持って受け入れるしかないんですね。でも苦しいです。何か、秘訣はありますか?アドバイス下さい。
サイコサイバティクスのCDを毎日決まった時間、リラックスした空間で独り聞いています。毎月送られるCDを聴きながら、やはり独りではイマジネーションが育っていない気がしてきました。「月が笑う」「砂金が舞う」「マシュマロの目を縫う」などです。この違和感を持ったまま続けることに、疑問が生じています。
毎月送っていただくCDを中断、あるいは停止するにはどのような手続きが必要ですか?お教えください。