時間の無駄にならないために・・・

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From:小川忠洋
大阪のオフィスより、、、

何日か前、「効果の高い読書法」という
テーマのメールを送ったが、読んでくれたかな？
まだなら、ここから読める。。。
http://www.drmaltz.jp/blog/こんな本の読み方はダメだ・・・/

この効果の高い読書法というテーマで書いていて、
もう一つ思った事があるので、今日はその話をしようと思う。

想像してみてほしい、、、
あなたが特別なマッサージを受ける所を・・・

通常は一人がマッサージをしてくるわけだが、
この場合は２人がかりでやってくれた。

想像してみよう。。。
かなり贅沢な光景だ・・・

このようなラグジュアリーな環境でマッサージを受ければ、
通常６０分間かかる所が、
たったの３０分で通常メニューを終えてしまえる。

しかし、３０分間のマッサージが終わった後、
何故かあなたの腰の痛みは取れていない・・・

もっと効率を上げるために
次は４人掛かりでやってみよう。。。
とあなたは考える。

４人掛かりでやれば、通常の４倍の効率で
マッサージができるはずだ

一人は右腕。一人は左腕。
一人は右足、一人は左足から。
ちょっとした王様状態である。

そして、今回は同じよう
に３０分の時間をかけてやってもらう事にした。
つまり、通常メニューの２倍やってる事になる。

・・・が、、

しかし、３０分のメニューが終わった後、
あなたの腰の痛みは特に改善された様子がない・・・

よし！
次は４人で６０分と行くか・・・

どんどん効率を上げようとするあなたが
たった一つ気づいてないことがあった。

それは、そのマッサージ師たちはど素人で、
“つぼ”を全く刺激してないという事だった。

全く関係ない所を４人がかりで
４倍のスピードで刺激していたわけだ。。。

「そりゃ、効果でねぇーだろ！」

あなたは思わず口に出してしまう。。

これが現代人が直面する
とても大きな課題である。

ほとんどの人は効率を求める。
読書の効率を上げるために、速読を勉強する。
勉強の効率を上げるために、勉強法を勉強する。

しかし、ごく少数の人だけが
効果を求める。

効果を求めるために
「つぼ」を探す事にエネルギーを使う。
時間がかかるので効率は悪いが、
最初はつぼを探す事に集中する。

そして、一度その「つぼ」が見つかったら、
そのつぼを刺激するために効率を上げる。

もっとスピードよく効率よく
つぼを刺激するにはどうすればいいか？
という課題にうつる。

ど素人のマッサージ師が何人かかっても
あなたの腰痛を改善してくれなかったように、、、

つぼを見つける前に
効率を上げてもなんの意味もない。

このメルマガの読者は向上心が高い。
だから自分を成長させよう成長させようという
気持ちが強いのはとてもいい事だが、

一つ注意しなければいけないのは、「つぼ」を押しているかどうか？
と言う事だ。

効率がいい悪いは、
ぶっちゃけた話があまり意味はない。
円周率を１００桁言えたとしても
何の意味もないのと同じだ。

意味があるのは、
効果がでる事。効果を上げる事。そのポイントを忘れては行けない。

世の中の流れは早い。
だから、それについていかないと焦ってしまうかもしれない。

が、その必要はない。
スピードが早い事そのものには何の意味もないのだ。

着実に、自分のやるべき事、
着実に、自分のやりたい事、
着実に、自分の目標を達成していく事。それこそが自分にとって最も意味のある事だ。

－小川忠洋

PS：
世の中のスピードが速く感じるのは、
周りのスピードと自分のスピードを比べている事が原因の一つ。
ドクターモルツは言った。
「周りと比べるな、自分自身と比べよ」と。
あなたはその習慣をいつから実践するだろう？
来年？来月？来週？それとも、、、今日？
http://www.drmaltz.jp/zrl/new/ogawa_story.php?mag=Psycho20090422-1