やりたいことが分からないときに・・・

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from　杉本

以前、ある自治体で、
「５０歳からのキャリア・デザイン」というセミナーを、
実施させていただいたことがありました。

定年退職後の生き方を計画するという目的のセミナーです。

その自治体で、再雇用されることを選択するのか、
別の企業に再就職するのを目指すか、
田舎に移って、趣味の農業を、
本格的に仕事にするのかなどなど、

色々な選択肢を、
考えていただくことにしました。

参加なさった職員の方々には、
共通点がありました。

それは、３〜４年ごとに、
今までと関連性のない
職務に変わっていくということでした。

ですから、この方たちに、
「これからの人生、何をしていきたいのですか？」
と尋ねますと、
みんな口々に、
「何をしていいのか分からない」、
とおっしゃるのです。

３〜４年で全く違う仕事に変わるので、
自分の中に、積み上げたものが、
あまりないとおっしゃるのです。

それで、私は一人一人に、
自分探しの旅に、
出ていただくことにしました。

自分探しの旅をした方が良い人は、
次のようなことを考えている人です。

・自分のやりたいことがわからない、
・自分に合った仕事に巡り合えない、
・将来の夢が見つからない、
・自分の生き方が見つからない、

それでは、自分探しの目的とは、
何でしょうか？

それは、
自分が幸せを感じられるもの、
自分にとって大切なもの、
やすらぎや、安心を与えてくれるもの、
やりたいこと、夢中になれるもの、
自分らしさを発揮できるもの、
人の役に立てること、
いい経験、自分を育ててくれるもの、
自分をよい方向に変えられるもの、

これらのものの、答えを見つけることが、
自分探しではないかと思います。
　
そこで、私は一人一人と、
過去の経験を振り返ることにしました。

思い出せるぎりぎりの過去にさかのぼって、
それぞれの年代ごとに、
どんな人間だったのかを、
書いてみて頂きました。

過去を振り返ると、
自分は、何をしている時が楽しいのかとか、
こんな能力があるのだと、気がつきます。

参加者の中で、
５５歳で、最年長の方が、
誰かを助けているときが、
一番幸せを感じると、
思いつかれたようでした。

彼は、徐々に自分で何をしている時が
一番幸せなのかが分かって来たようでした。

結局彼は、５年間の準備の後、
定年退職して、
今までの職業経験にはなかった、
福祉関係の仕事に、
再就職しました。

彼は毎日が充実していると、
便りを、下さいました。

６０歳を過ぎても、
将来、介護関連の事業を立ち上げる、
具体的な計画を持って、
生き生きと、
仕事に取り組んでいらっしゃいます。

あなたは、「やりたいこと探し」の経験が、
お有りですか？

もし、結論が出ているのなら、
私たちにも、教えて下さいませんか？

育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−

杉本恵洋（すぎもと　しげひろ）

PS
このプログラムを学ぶことで、脳のメカニズムが良く理解できます。
是非学んでくださいね。

http://www.0stresslife.com/zrl/