あなたは英語学習でこんな間違いしていませんか?

義母が倒れて、変わったこと

From 杉本

随分以前のことですが、
義母が脳梗塞で倒れ、
救急車で運ばれました。

その日から義母は、身体を自由に、
動かすことができなくなりました。

もちろん前向きな義母は、
わたしたちも手伝うリハビリを、
いやがらず、懸命に行なって、
徐々に身体が動くようになって行きました。

でも時折、元には戻らない身体を、
もどかしそうにしている彼女を見て、
大げさに聞こえるかも知れませんが、
私の人生観が、
随分変わったと思います。

呼吸がスムーズにできる。

食べ物を飲み込むことができる。

自分の足で立って歩くことができる。

体のどこにも痛みがない。

こういうことは当たり前のこととして、
そのときまで、あまり意識したことが、
ありませんでした。

しかし、実は脳からの指令が、
身体の神経の隅々までちゃんと届き、
身体全体がひとつのシステムとして、
精巧に動いてくれて初めて実現する、
素晴らしい現象ですよね。

このことに気づかされてから、
私の物の見方が、
変わって来たように思います。

例えば、
仕事が計画した通りに、
うまくいかず、
いらいらし、
また悩んでもいるときに、
ふと自分が呼吸していることを感じて、
「私は、思い切り空気を吸い、
自由に動くことができている」と、
実感することがあったのです。

この電車に乗り遅れたら、
「顧客との約束の時間に遅刻してしまう!」と、
あせりながら、必死で走っているときに、
ふと、
「まだまだちゃんと走れているなあ」とか、
思ったりするようになったのです。

義母が脳梗塞で倒れたことは、
残念で悲しいことでしたが、
妻は献身的に、
お母さんの世話をし、
家族が一致して、
時間をやりくりしながら、
義母を支えて、
彼女が幸せを取り戻す過程で、
わたしたちもさらに「幸せ」を、
実感するようになりました。

彼女はもうすでに、
亡くなってしまいましたが、
「身体が自由に動いているときよりも幸せ!」
と口ぐせのように、
言っていた彼女を、
思い出すたびに、
「わたしたちの方こそ、
もっと大きな幸せをいただきました」と、
彼女にお礼を言っています。

育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−

杉本恵洋(すぎもと しげひろ)


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7件のコメント
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