あなたは英語学習でこんな間違いしていませんか?

それ失敗するよ…

ogawa02

From:小川忠洋
西宮のオフィスより、、、

「え?何も進んでないじゃん!」

先日、会社であるメンバーと
打ち合わせをしていた時の話。

重要なプロジェクトを任せていたのだが、
そのプロジェクトの進捗が、とにかく遅かった…
1週間前に打ち合わせをした時と、
1週間後でほとんど何も変化がなかった…

この1週間、一体何をしてたのか?
と彼に聞くと、いろんな事で迷って
悩んでいたという。

彼はまだ経験が浅いメンバーだったので、
いろんな所で、いろんな障害に
ぶつかっていたようだった
経験の浅いメンバーに重要なプロジェクトが
任されたのは見込みがあるからだろう)

しかし1つ、気になった点があった…

ちなみに、こういう場合、根性論に陥ったら終わりだ。
部下が動かないのは、気合が足りないとか根性がないとか、
最近の若いやつはゆとりで、、、とか言うのは、
頭が悪い証拠だと思う。

誰だって、自分の能力を発揮して
成果を上げたいに決っているが、
そのためにどんな”障害”が
あるかを見極めて(これ大変)
その”障害”を取り除いてあげるのが、
上司の仕事ではないだろうか。

彼は非常にやる気のあるメンバーなので、
なぜそれが”アウトプット”につながっていないのか、
不思議だった。

なのでいろいろ考えてみた。
そしたら1つ気になる点があった。

それは何かというと…

彼は経験の浅いメンバーであるにも関わらず、
”知識”は豊富だった。

いろいろな事例を知っていて、
いろいろな情報を集めているようだった。

自分で言うのもなんだが、
僕とマーケティングの会話をしていて

「それ、どういう意味でですか?」
「それって何ですか?」

とならないのは、おかしい。

経験が浅いにも関わらず、
全てを理解できる、
全てを知っているのはおかしい。。。

それはいわゆる成果を上げて
どんどん成長する社長と、
いつまでたったも停滞している
社長の違いと似ていた…

つまり、
「情報収集」に時間をかけすぎなのである。

例えばあるマーケティング・キャンペーンを
やるという事になった時、
「同じような業界の事例はないか?」
「どうやれば上手くいくか、ノウハウはないか?」
「何かリソースをまとめたサイトはないか?」

などなどなどなど。
そのキャンペーンの成功率を高めるために
”情報収集”をするわけだが、これが良くない。

というのも「情報」というものは
延々と集めることができる。
そして、いくら集めたところで、
うまくいく確率は、ある時点から
ほとんど変わらない。

つまり、情報ゼロではよくないが、
情報が10あるのと1000あるのでは
そんなに成功率は変わらないということだ。

ちなみに情報を1000集めるなら
10の100倍時間がかかる事は言うまでもない。

Good enough is Good enough

これはダン・ケネディの言葉だが
グッド・イナーフと言うのは、
つまり「これくらいで十分」という地点のこと。
これくらいで十分という所で、情報収集をやめて、
実行に移らなければいけない。

しかし何故、われわれは延々と
情報収集をしてしまうのか?

答えは簡単だ。それには心理的な理由がある。
つまり、、われわれはとんでもなく強い、

「失敗したくない」

という感情を持っている。
そのため失敗する率を減らすために、
情報収集をして、ノウハウを買って
(ノウハウコレクターなんかはまさにこの典型)
失敗しないように、失敗しないようにと努める。

特にセルフイメージが低いとき、
人は失敗を異様に怖がる。

このキャンペーンで失敗したところで、
人間失格の烙印を押されるわけではない。
にも関わらず、失敗すると自分を
否定されたように感じてしまう。

ところが…

ところが現実には、確率的に言って、
大抵の取り組みは「失敗する」。

成功するアイディアと
失敗するアイディアとの数を比べてみれば、
失敗の方が100倍くらい多いだろう。

成功する商品と失敗する商品は、
どれだけ全力を尽くしたところで、
やっぱり失敗する方が多い。

ダイレクト・レスポンス広告で
7000億だか8000億だか売った
テッド・ニコラスというお爺ちゃんは
結構その筋では生きる伝説)
自分の作った広告で成功するのは
7回中1回くらいだと。

つまり6回は失敗だと。。。

これは、言われてみれば、
当然の事だと思うだろう。
野球の打率を見れば、平均すると
2割ちょいなわけだから
8割は失敗だと。。。

しかしほとんどの人は
これを頭では理解してても、
心で受け入れてはいない。
感情的に受け入れてはいない。

自分のやる「この商品」「このキャンペーン」
「この広告」は絶対にヒットすると思ってしまう…

しかし客観的に見れば、失敗する確率の方が
圧倒的に、圧倒的に、あっっっとうてきに高い。

こんな仕事をしていると、
よくお客さんから大きな誤解を受ける。
ウチでやってるマーケティング施策とか、
セールスコピーとかDMとかは全部、
ヒットしてるもんだと…

しかし、正直に告白しよう。

酷いもんだぜ。打率は。

ほとんどダメ。ほとんど失敗。

これが現実。
しかしその現実をベースに
ビジネスを組み立てなければいけない。

つまり「改善」や「テスト」をするのだ。
これが文章で伝わるかどうかは
微妙なんだけど、つまるところ

ほとんど失敗する
だからテストする

という事を、腹に落として
理解しなければいけない。
そうすれば、情報収集に時間を費やして、
自分の不安感を少しでも減らそうと、
そんなムダなことはやらなくなる。

逆に、少しでも早く
「Good Enough」で実行に移して、
データを収集したいと思うはずだ。

そのデータ、つまり言い方を変えれば情報だな。
を元に、どこかを改善して、またテスト。
そしたらまたデータを元にまたテスト。
(この間の取り組みは、世間一般では”失敗”と呼ばれる)

そして、それを繰り返してたら、
いつか、「おっ!」という瞬間が来る。
(エンドルフィンがじゅわっと出る瞬間だ)

結論:
さっさと失敗(?)して、
どんどん改善していこう!

失敗しても、あなたが劣っている
というわけでない。

ー小川忠洋

P.S.
セルフイメージが高ければ、
過度に失敗を恐れることはなくなる。
http://www.0stresslife.com/zrl/


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5件のコメント
  1. こまのり |
  2. ゆーあん |
  3. ちゃくら |
  4. mok |
  5. 是空 |
  
 
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