「難しいのは『しないこと』をきめることだ」
From 杉本
デル・コンピューターの創業者である
マイケル・デルが、こんな言葉を残しています。
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「すること」を決めるのは簡単である。
難しいのは「しないこと」を決めることだ。
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やることのリスト、
「To Do List」を作ることではなく、
「やらないことを決める」、
すなわち「Not To Do List」を作るという発想です。
優先順位をつける際に、
私たちは大事なことを、
選びだそうとしがちです。
そうではなくて消去法で、
やらないことを決めることで、
逆に大事なことを、
浮かび上がらせようとするアイデアです。
また、やりたいことをするための
時間を捻出するアイデアです。
やることが多過ぎて困っている、
忙しい世代の方々には、
是非とも必要な、タイムマネジメント法でしょう。
朝や週初めにスケジュールを組むとき、
「何を始めるか」ではなく、
「何をやらないのか」から先に考えます。
「何をやらないのか」を決めるには、
自分に問いかけなければなりません。
例えば、「やらないといけないかなあリスト」を見ながら
こんな質問を投げかけましょう。
・ これは時間泥棒になりそうなことか、それとも真のレクリエーションか?
・ 自分にとって、価値のあることなのか?
・ やらないと、大変なことになる?
・ 本当にやりたいの?
・ これは必要だから買いたいの? それとも、ただほしいだけ?
・ この人との約束は、自分にとって大事? それとも時間の無駄?
・ 今後やらない方が良い活動は、この中のどれ?
また、今後、「もうやらないことリスト」に載せて、
「やることリスト」をやり切る時間を捻出するために、
大きな質問を、自分に投げかけることも大事でしょう。
こんなふうに、
1.付き合うことを、やめるのは誰か?
2.意識することを、やめるのは誰か?
3.お金を使うことを、やめるのは何か?
4.行くことを、やめる場所とはどこか?
5.言うことを、やめる口癖は何か?
6.こだわることを、やめるのは何か?
7.今後続けない活動とは何か?
ストレスまみれの生活から脱出するために、
やらないことを決めましょう。
育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−
杉本恵洋(すぎもと しげひろ)