遅ればせながら、サンタクロースの話
from 杉本
今日は、木本宗広さんという方が、
facebookで、
他の方にもシェアして欲しいと願って、
引用していらっしゃる実話を
ご紹介致します。
「アメリカでクリスマスになると、
貧しく困っている人々に、
現金をプレゼントする男性がいた。
彼はいつしか、
『シークレットサンタ』と、
呼ばれるようになった。
1971 年11月、
ミズーリ−州、カンザスシティの郊外に住む、
23歳のラリー・スチュワートは、
会社が倒産し路頭に迷っていた。
あまりの空腹に耐えきれず、
ついレストランに入って、
取り憑かれたように、
注文してしまった。
請求書を出され、ようやく我に返り、
お金を持っていないことに気づいた。
そして、なんとかその場を取り繕おうと、
ポケットの中を探すフリをしながらも、
警察に突き出されても、
仕方が無いと思っていた時だった。
一人の男性店員が、ラリーの横でしゃがんで、
20ドル札が落ちていたと、渡してくれたお陰で、
彼は、会計を済ませることができた。
だがこの人生最大の苦境に、
偶然手に入れた20ドルが、
後に、彼の運命を変える重大な鍵となる。
1979年12月、
勤めていた会社の経営が、
思わしくないということで、
ラリーは、解雇されてしまった。
再び、もう助けてもらうあてがないと、
途方に暮れていた時だった。
ふと目についた売店に立寄り、
ポップコーンを注文した。
店員の女性は暗い表情で、
違う商品とおつりを、ラリーに渡した。
ラリーは、彼女が困っているのだと思い、
おつりの中から20ドル札を、プレゼントした。
彼女は受け取れないと言ったが、
ラリーはクリスマスプレゼントだと言って、手渡した。
この日はクリスマスだった。
女性は嬉しそうに礼を言った。
その笑顔がラリーを明るくし、
彼は、思いも寄らない行動をすることになった。
そのままラリーは銀行に行くと、
なけなしの貯金を引き出し、
白いオーバーオールに、
赤い服とベレー帽という姿で、
町に繰り出した。
そして困っているような人や、
貧しい人に、
20ドル札を、クリスマスプレゼントとして、
手渡したのだ。
シークレットサンタが、
誕生した瞬間だった。
20ドルは大金ではなかったが、
困っている人々にとっては、
大きな助けとなり、
喜んで受け取ってもらえた。
それがラリーの人生にも、
思わぬ影響を及ぼすことになる。
翌年の1980年、
ラリーは友人と長距離電話の会社を設立し、
懸命に働いた。
そしてその年のクリスマスにも、
道に立って、
人々に、現金をプレゼントする活動を続けた。
そしてその金額は、
少しずつ多くなっていった。
彼はそれからも、
一年も休むことなく、
シークレットサンタの活動を続けたのだが、
9年目の1987年12月、
ついに妻に、シークレットサンタが、
ラリーであることが、
わかってしまった。
以後、家族もラリーの活動を知って、
陰から支えることになった。
そしてラリーのサンタ活動は、
全米に広がった。
2001年には、
世界貿易センタービル爆破事件のあった、
ニューヨークに行き、
ホームレスや、職を失った人を中心に、
2万5千ドルを配った。
2005年には、
ハリケーンで、壊滅的な被害を被ったミシシッピ州を中心に、
7万5千ドルを配り、
27年間で配った総額は、
150万ドルになった。
だが昨年、シークレットサンタがついに、
カメラの前に現れ、正体を明かした。
彼は昨年4月、
食道ガンのため、治療しなければ、
1ヶ月しか生きられないと、
宣告されたのだ。
正体を明かしたのは、
自らの命の宣告を受け、
身近な人への思いやりを、
広げて欲しいというメッセージを、
送りたかったからだろうと、
地元のマクガイヤー記者は、話します。
その反響は大きかった。
2日間で、7000通もの手紙やメールが、
彼のもとに届いた。
大半は、自分もシークレットサンタになりたい、
というものだった。
その年のクリスマスも、
彼は病気を押して、
サンタの活動を行った。
そのお陰で、多くの人が笑顔で、
クリスマスを迎えられた。
今年1月12日、
ラリーは58歳で、
静かにこの世を去った。
それでも、彼の笑顔と優しさは、
数えきれないほどの人の胸に、
永遠のサンタとして、
刻み込まれただろう。
生前ラリーは、
シークレットサンタ協会を設立、
会員資格は少なくとも1回、
他人への親切な行為を行うこと。
今でも世界中から登録の申し込みが後を絶たない。
彼のモットーは、
『ほかの誰かを助けることこそが、私たちの生きる目的なのだ』」
育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−
杉本恵洋(すぎもと しげひろ)
PS. 幸せになる近道は、自分の幸せに集中することではなく、
自分以外の人の幸せのために、働くことです。
http://www.0stresslife.com/zrl/
感動しました。いいお話をありがとうございました。
このお話、私も大好きです。何度読んでも心が温かくなります。そして私でも人に親切にしてあげられる事を考えます。
去年、そしておととしもこのお話しを読んだと思います。
とてもいいお話なのでmixiでもシェアさせていただいていいでしょうか?
久しぶりに「素敵な!いいお話…」を聞かせて頂きました…。ありがとうございます…!さて、私の知人でも、似た様な方がいましたが…?以前此処で、書きましたかしら~~ン~~と??知り合いの方は、もうこの世にいません…。彼女は「銀座」で有名な方でしたが?その方は、“浮浪者に毎日~毎日~♫~食事を与えて”いました…。最初は!少しの人数でしたが…年々と増えて行きまして…ある日“病気”になり、病院で“一言”…「私は、沢山の愛を与えたワ~♫」と云って、病気で亡くなりましたが…?彼女は、やはり自分が亡くなった後、誰にバトンをと・思っておりましたが…“彼女の年下の御主人”がその役を現在引き継ぎ~~今でも「銀座のボランティア」が集まり、ある公園に集めて食事を渡していますが……ただ「不思議?」に思うのですが…「愛を実行」したのに~~~>< 早く亡くなり…この方も“50代”で亡くなりましたが…><今!思いますと…ある「きっかけ」から気がつくと、どんどん増えていく…まるで~まるで~“利息が増えて行く”ような気持ちになったのでしょうか…?気がつきますと、本人自信の世の中に対しての「疑問?不満?が…ネガティブな感情が ><」奥深く~~~これが何かの形で現われたのが「病気」なのでしょうか?ここが当時の私は、解りませんでしたが…今!「デイリ-」で良く人間の心理が…読めてきます。【愛を・・・与えばさらば与えられん!!愛を与える時は、無!!】になればいいのでしょうか~~?
すばらしいお話をシェアしていただき、ありがとうございます。はじめて目にする(耳にする)心温まるお話でしたね。自分自身をり返ってみて、いろいろと考えさせられるところがある内容でした。
こんな正月明けてようやく普段の平静を取り戻して
さあやるぞ!って時に
何がサンタクロースだ!!!?
ざけんな!!!
とメールの件名を見ながら、読んでみましたら、
感動しました。shareしてくれてありがとうございます。
本人にとっては小さな親切だとしても、
どうにかしないとと焦り、救いを求めている
方たちからすると、とても大きな話になるのですね。
心が暖かくなると同時に目が潤みましたヽ(;▽;)ノ
この活動に参加したくなりました。
ありがとう。
朝から素晴らしい話をありがとうございます。
彼がプレゼントしたのは20ドル札だけではなかったようですね。
私も自分のビジネスでサービスの内容以上のものをプレゼントしていきたいと思うようになりました。
おはようございます。
会社の始業前にかならずmailのチェックをしています。
まだ、人はほとんどおらず、コーヒーを飲みながら、ゆったりとした時間です。
が、今朝の内容には、参りました。会社で喉の奥がが熱くなり詰まる思いで涙がジンワリ沸いてきました。今日は、なんでもいいので「いつも以上に人に親切にする!」をすることに決断しました。出来るだけ相手の方が笑顔になる一日します。ありがとうございました。
シークレットサンタのストーリー、私も大好きです。そして、このストーリーは、不思議な力も持っています。なぜなら、過去にこのお話しを知ったときとは別の気づきがあるからです。たぶん、それは、人が成長し、気づきの幅が広がっている証でもあるのでしょうね。それと、サンタさんのお話しで、もう一つ大好きなものがあります。麻生さんに教えていただいたのですが、…?あれ?もとのお話しをはっきり思い出せません!たぶん、…いや、あれはサンタさんのお話しではなかったけど、私がネットの友人達にクリスマスプレゼントをしたくて、そのお話をもとに、サンタに!!!そうだ!神様だったのです。そう…それで、神様をサンタにさせてもらい、その他の部分をアレンジさせてもらったのです。自分で言うのも気が引けますが、あのお話は、すごく気に入っていて、時々思い出します。すると、思い出すたびに新しい気づきがあるのです。本当に素敵なストーリーには、たぶん多くのヒントが隠されているのでしょうね!ということは、そのストーリーの主人公になれば、聞くよりももっと大きな気づきがあるのでしょうね。実は、たぶん、普通の人の日常も、素敵なストーリーなのかもしれません。ただ、そのストーリーを公にしていないため、脚光をあびることがないだけかも!私のストーリー…何だろう?もし、1000年後の人が見たら、どんな風に思うのかな(笑)
杉本さんもいつもサンタとして私たちに素晴らしいアドバイスを届けてくれています。いつもいつもありがとうございます!!
シークレットサンタのお話、胸がジーンとしました。シェアしてくれて、ありがとうございます。人は生まれながらに、人に役立ちたい、貢献したい、という気持ちを自然に持っていると思います。自分が好きなことや得意なことをやって、人に喜んでもらえたときが、私は一番幸せです。でも、得意なことや好きなことじゃなくても、人に喜んでもらえたときもうれしいです。結局、「幸せになる近道は、自分の幸せに集中することではなく、自分以外の人の幸せのために、働くこと」ということなのですね。