「娘の腫瘍」
from杉本
「先生、何とか娘を助けて下さい!」
「そうですね。頑張ってみましょう。」
長女が高校生の時、肝臓に
大きな腫瘍が見つかり、
3分の2を切除することになりました。
命は助かったのですが、
無惨にも、腹部を縫合した痕(あと)には、
やけどが治癒したときのように、
盛り上がった瘢痕組織が
残ってしまいました。
形成外科医だったドクターモルツは
彼の書籍の中で、
「形成外科手術の場合、
顔などに傷跡が残ってはいけないので、
皮膚をぴったり縫合するときに、
緊張が生じないように
皮膚の下の肉を少しだけ、切除する。
だから、切開部は平らで、
なめらかな状態に治り、
傷はつかない」
と言っています。
これは、心の傷と同じです。
ストレスなどのせいで、
心が緊張していると、
傷ついたり、腹を立てたり
しやすくなります。
ずっとそんな気持ちでいると、
心に瘢痕組織が残ります。
盛り上がって醜い状態です。
ドクターモルツは次のように言っています。
「気にするべきものは、他人ではなく、
自分の反応です。
人間は緊張すると、
怒ったり、不安を覚えたり、
傷ついて恨んだりする。
しかしリラックスして反応をやめると、
傷つかずにすむのである」
心が緊張しているときは、
イメージ・トレーニングの出番です。
悪口などで、心が傷ついたというか、
怒りで、他のことが考えられなく
なったりしている時のために
何か1つ、思い浮かべるイメージを
決めておきましょう。
まず腹式呼吸でリラックスすることを、
お忘れなく。
そして、リラックスした時点で、
半分以上は解決しています。
そして、決めておいたイメージを
思い浮かべるのですが、
例えば、こんなイメージは
いかがでしょうか?
スーパーマンになって、
悪口や、いわれのない中傷という銃弾を
跳ね返しているところをイメージするのです。
カッコいいと思いませんか?
とにかく、自分で決めておいた
イメージを思い浮かべて、
傷つくことを選択せず、
ポジティブでいることを選択するのです。
「もう俺はおしまいだ!」などと思わず、
ポジティブな気持ちを持ち、
「必ずうまくいく!」と予想したほうが
得策です。
テレビでかっこいい新車が
発表されたとたん、
町で同じモデルの車を
見かけるようになったりしませんか?
これは、私たちの潜在意識が
それを絶えず探し求めると、
何度もそれを見つけることに
なるのです。
それと同じように、
「必ずうまくいく!」と予想し始めると、
潜在意識はそれを24時間休まず、
「必ずうまくいく」方法を探し始めます。
そうするためには、
人生を深刻に受け止めて、
緊張し続けないで、
健全な楽天主義で、
リラックスしていましょう。
あなただったら、どんな楽しいイメージを、
心に描きますか?
育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−
杉本恵洋(すぎもと しげひろ)
PS:
イメージの力は強力です。
本当になりたい自分になることができます。
新しい自分に変身したいのなら、
「ドクターモルツのイメージプログラム」を
試してみることをオススメします。
http://www.0stresslife.com/zrl/
杉本さんには本当に温かいものを感じます。いつも「今日から早速実行する!」ことにしています。どの写真からもイイ雰囲気が伝わってきます。杉本さんは、「ありがとう!」そう言いたい気持ちにさせてくださる方です。いつも「ありがとうございます。」何かを意識した途端、よく耳にする、よく目にする。は当ってます。ドクターモルツ氏にも感謝。